8.17.2012

DoDo企画「sketch for summer」に出演します。

僕らの友人であり、僕らの企画「outside my door」にも度々出演してくれている
京都のサイケデリック・フォーク・バンドDoDoの主催するイベント

 「sketch for summer」

に出演することになりました。

日程は来月8日土曜日。
場所はTranqRoom、詳細は以下です! 


9月8日(土)
「sketch for summer」

場所
TranqRoom

18時00 OPEN  18:30 START 

料金1,000円 + 1ドリンク or 1アイスクリーム

出演
VIVARTA
DoDo
homecomings(acoustic set)



DoDoとはとても良い関係で、今後色んなところでステージを共にしていくと思います。
ボーカルCharlaの歌声が素晴らしく、バンドのサウンドスケッチも格好いいです!
今回は、まだ学生ながら密かに話題を呼んでいるという、 homecomingsもアコースティックセットで共演します。
僕ら自身もとても楽しみなイベント。
是非皆さんも遊びに来てください。
 それじゃあ!

8.12.2012

オーストラリアツアー珍事件・ファイナル

さて、今回でとりあえず最後にしようと思います。w
前回まで読んでくれた皆さんありがとう。
皆さんはコアなVIVARTAファンということですねw

では、最後の事件はツアー最後のライブ
ゴールドコーストはビーチハウスで起こった出来事です。

VIVARTAのツアーで今回始めて訪れた場所がこのゴールドコースト。
真冬だというのにほとんどの時間をTシャツで過ごすことができるくらい暖かく、とても気持ちのいい場所でした。
このゴールドコーストでのライブは、僕らの最初のオーストラリアツアーの際(シドニーでのライブをオーガナイズして頂きました)からお世話になっている、ゴールドコースト在住のayakoさんという方にサポートをして頂きました。
ayakoさんには何年も前からVIVARTAのサポートをして頂いていて、今回やっとゴールドコーストでライブをすることができ、実際にお会い出来るということで(実は実際にお会いするのは今回が始めて。それなのに色々なサポートをして頂いていました。)とても楽しみにしていました。

この日の会場はサーファーズパラダイスという場所にあるThe Beach Houseという大きなべニューで、店を出ればすぐに大きなビーチが広がっているような、日本では出会ったことがないとても素晴らしい場所で行なわれました。

しかし、事件は僕らのライブ中に起こったのです。w

この日は全部で4バンド。
どれも素晴らしいバンドばかりで出番が最後だった僕らも出番がとても待ち遠しくありました。
しかも、その日はAlive LiveTVという地元オーストラリアの音楽メディアの方や、4EBというブリスベンのラジオ局の方が、VIVARTAのライブがあるということでイベントの取材に来てくれていました。
おのずと会場の雰囲気は、僕らのライブへの期待感が増していました。

そしてライブスタート。

すると、どこからともなくそれまでは使用されていなかったスモークが焚かれ始めました。

「あれ?さっきまでは使われてなかったよな? 」

と思いつつも、嬉しい演出だなぁと思い演奏を続けていきました。

すると今度はほぼステージ上の僕らの方をめがけてスモークが噴射!

「さっきよりも角度が鋭くなってきているぞ。ステージ演出の人も盛り上がってくれているんだなぁ」

と思いながら、ライブに没頭する僕たち。盛り上がっていくお客さんたち。

すかさず、今度はスモーク連射!!w

「ま、前が見えん!!」

なかなかのスモークの量に ドラムを叩きながらも、もう目の前のタムすら見えないくらいになりましたw
しかも、スモークが粉ベースのスモークだった為(スモークには大きく分けて、水分を元にした霧状のスモークと、白い粉をベースにしたスモークの2種類があるのです)、呼吸をするのも息苦しいw
しかし、会場はその演出に大盛り上がり!!
あとで聞いた話によると、僕らの音楽にはスモークが合うということで、Alive Live TVの方が「もっとVIVARTAにスモークを焚け!」とライブ中に会場側に提案してくれてくれていたということでした。

そんなこんなで、僕らは今までのバンド活動の中でも一生分に近いスモークを一晩でいただき、ライブは大盛り上がりでラストの曲を迎えたのでした。

そしてそこで、事件は発生していたのです。w

最後の曲、each and allに向かう際、朝倉がエフェクターを使ってノイズを作っている最中

「ファーーン。ファーーン。」

という聴きなれないサウンドが。。

僕らはそれに気付いていましたが、それに気付いた際には僕は

「朝倉のノイズがいつもとは一味違うな。」

と思っていました。w

当の朝倉本人は

「変な音出てるなぁ。。エフェクターが壊れてしまったのかなぁ。。」

と思っていたようです。

しかし、曲は始まっていたのでそのまま演奏を開始。

おかげさまで会場は大盛り上がりで僕らのステージは終わりました。


そして、ライブが終了してステージから降りていくと会場のセキュリティの人が近づいてきて

「全員、いったん会場から出てください!」

と言うではありませんか。

僕らは一体何事かと思いつつ、会場のドアから外に出ると


そこには!!


消防車と消防服に身を包んだ消防隊員の皆さんが勢ぞろいw


そう、なんと、僕らのライブでスモークを焚きすぎて、火災装置が作動してしまっていたのです!w


あの、最後に聴こえていた変な音は非常サイレンが鳴る音だったのです。

もちろん火災は起きていません。ライブで盛り上がりすぎてスモークを焚きすぎただけなのでw


これが最後のライブの日に起こった

「ライブで盛り上がりすぎて消防車出動事件」です。


いやぁ、これは笑ったな。

こんなこと日本でもないもんねw

これも僕らの中で本当に良い思い出になりました。

この日のライブの映像はAlive Live TVさんの取材によって映像化されていますので、是非観てみて下さい!



さて、ここに書いた4本の話しの他にもおもしろい話はいっぱいありました。
書けないようなこともあったりしたので、その話についてはライブ会場で直接聞いて下さいw

沢山の人との繋がりを持てたオーストラリアツアーを終え、VIVARTAの今後の予定としては、ライブ活動を9月から本格的に再開し、8月は新曲作りに重点を置いて、スタジオワークを中心に活動しています。
また、それ以外にも様々な活動の場を増やすべく、色々な動きの準備を進めています。
それらについてはまた随時発表していくつもりでいますのでチェックしていて下さい!

今年もあと半分をきっていますが、可能な限りバンドを前進させるために頑張っていきますので、皆さん応援よろしくお願いします!

8.09.2012

オーストラリアツアー珍事件3

さぁ、どんどんいきましょう!

今回はメルボルンの夜に起きたなかなかのハプニング、「深夜の警察署へ強制連行事件」です!

シドニー、カトゥーンバ、ニュウタウンとライブを終え
飛行機でメルボルンに移動。
メルボルンでの 2本目のライブは前回も出演したThe Espyというビーチの近くにあるメルボルンでは有名な大きなライブハウス。

この日はオーガナイズしてくれたスコット(フルハウスのジェシーおじさんのような、絵に描いたような海外ドラマに出てくる粋な男)の計らいで、集客を増やすために地元の大学のパーティもEspyで行なわれており、僕らの出演時間には本当に沢山のお客さんが居ました。
ライブも盛況に終わり、出演者ドリンクがクーラーボックス一杯に用意されていたのでビールやらワインやらをご馳走になり、良い気分でイベント自体が終了しました。

深夜になり、僕らもそろそろ帰ろうということで、疲れた体を引きずってEspyを後にしました。
メルボルンではトラムという路面電車が交通の要で、それに乗って帰ろうとするも既に終電が終わっていて、僕らは大通りでタクシーをピックアップしました。
(今でも忘れない。シ〇バートップという会社)

僕が助手席、朝倉と朝間が後部座席へと乗り込み、泊まっていたホテルへとタクシーは走り始めました。


そしてここから、事件は始まっていくのです!


タクシーに乗り込んだ僕らはツアー疲れもあり、ほぼ無言。
ドライバーは中東系のおっちゃんで、そんな雰囲気を察したのかただ黙々と運転してくれて、 僕らはうとうとしながらホテルに着けるのを今か今かと待っていました。

走り始めて5分ほど。

まだそれほどEspyからも離れていない場所でそれは起こりました。


バーン!!ガリガリガリ!!ドーーン!!!


・・・え?今のはなんですか??


思いも寄らない衝撃で僕は一瞬体が浮き上がりました。


なんと、後ろから来た車が僕らの乗っていたタクシーのリアバンパーに激突し、そのまま左横をこすりつけながらサイドミラーごと破壊して走り抜けていったのですw

一瞬何が起きたかわからない僕ら。

パニックになりながらもクラクションを鳴らすドライバーのおっちゃん。

そうです。

完全に事故に遭ったのです。w


少し走ってぶつかってきた車は路肩に停止。
僕らのタクシーもすぐ後ろに停車。
おっちゃんが降りていって前の車の人と話しをしにいきました。

僕らはかなり疲れていたこともあり「何てついてないんだ。。」と、とりあえず下車。
おっちゃんが前のドライバーとなにやら話をしているが、なんとも不穏な雰囲気。
傍目でみている感じ、おっちゃんは気が弱く、おそらく英語もまだまだ上手く話せない様子で一向に具体的な話が出来ている気配が無い。

道路をうろうろして完全にパニックになっているおっちゃん。

ただ待たされる僕ら。

そこで、僕はあることに気付きました。
今回のツアーでVIVARTAはオーストラリアでの様子を収める為に、一人一台音楽用の動画を撮れるハンディを持っていっていたのです!(面白い動画やライブ映像が沢山残っているので皆に見てもらう機会があれば良いけど。。要望が多ければまたそれらを何かしら発表するか考えます!)

何か思い出になるのではと、僕はおもむろにビデオを回し始めました。
破損した車の状況から、何から色々と撮影をしました。
ぶつかってきたドライバーに近づいてみると案の定、かなりアルコールを呑んでいるような感じでした。

「なんだよこいつはふざけるんじゃないよ。。」

と思っているのも束の間、その相手のドライバーがさっきまで大人しかったのに、ビデオを回していることに気付き、

「撮影してんじゃねぇ!」「ファックユー!」

といきなり怒り始め、挙句の果てにはパニックになって何も言えないおっちゃんをいい事に、急に猛スピードで車を発進させ、逃げていったのです。

呆然とする僕ら。

もっと呆然とするおっちゃん。

僕らはおっちゃんに

「もちろん相手の連絡先は聞いたよね?」

と尋ねると、おっちゃんは肩を落とし

「ノー。。」

とポツリ。

「じゃあ、相手の車のナンバーぐらい覚えたの?」

「ノー。。。。」

「え?じゃあどうするの?」

「アイドンノウ。。。。。」



「えぇーーーー?」




子供か??!!


おっちゃんはただただ何も出来ずにパニくっていただけなのでした。

僕らは違うタクシーを拾うと言っても「とりあえず待ってくれ」とおっちゃんが言うから疲れている中、事故に遭っても我慢していたのに。
おっちゃんは事故のパニックで僕らのことは気にも留めず、「さぁ、ホテルまで送っていくから乗れよ」とまた普通にメーターを動かしてボロボロの車で仕事を始め、ため息ばかりついて運転を開始したのです。

ちょっと待ちなさい。

おっちゃんの気持ちも分かるけど、客の僕らをもっとケアしなさいよ。

しかも、事故にビビっていて、どうしようもなくノロノロと運転していくおっちゃん。
お陰でタクシーのメーターは上がる上がる。
さすがの僕らもイライラが募り、ちゃんとしてくれないことが大嫌いな僕は今にも爆発しそうな状態に。

しかし、メンバー皆を我慢させたのは

「このおっちゃん、タクシー壊して、相手のナンバー1つ覚えて無くて、英語すらおぼつか無い。このまま会社に帰ったらクビなんだろうなぁ。。」

というあまりにも可哀相なこのおっちゃんの立たされている現状でした。

ホテルに着き、きっちりお金を取られて僕らはタクシーを降りました。

その場に停車してまだ呆然と現実を受け止められないおっちゃん。

僕らは立ち去ろうとしました。

しかし、あることに気がついたのです。


「さっき撮った映像に相手の車映ってるんじゃないの?」


見返してみるとやっぱり。ばっちりと相手の車からナンバー、運転手の顔まで映っている!

もう真夜中。次の日はゴールドコーストに出発するので朝も早く準備もしなければいけない。
おまけにライブ終わりでくたくた。
僕らは迷った末に、あまりにも惨めなおっちゃんを放ってはおけず、そのことをおっちゃんに伝えました。
ナンバーと車種を伝えてあげて、短い付き合いだけどおっちゃんの性格からしてまた何も出来ないかもしれないと思い

「今すぐ警察に連絡しろ!」

とおっちゃんが電話をかけ終わるまで見届けました。

そして僕らが、「疲れたので帰るよ。」というと、おっちゃんが僕らに向かって言うのです。


「いや、そのビデオを持って今から一緒に警察に行ってくれ!」



 。。。おっちゃん。求めるねぇw



「もうさすがに疲れたから帰してくれ!番号が分かればOKだろ?」


さすがの僕も精神的に限界にきていたのでおっちゃんの要求を受け入れず口論をしていました。


すると。。

後ろから朝倉と朝間の囁くような声が。。


「500ドルは取れるやろ。。」「うんうん、そうやな。」


え?500ドル?


そう、なんとここへきてビデオを渡して欲しければ500ドル払えという完全にビジネスの話しをしていたのですw


VIVARTA、なかなかやりますね。w


手始めにとりあえずさっき払ったタクシー代は返してくれと言うと、すぐさま胸ポケットから全額返してくれるおっちゃん!


完全に形勢が逆転しましたw


しかししかし!困っている人に悪いことができるような奴がいないのがVIVARTA。w
おっちゃんの怯えたうさぎのような目を見ているととても500ドルの話しを突きつける勇気がなく、僕だけしょうがなく、警察署まで同行することになりました。


おっちゃんのタクシーで大きな警察署に着いた僕。

"夜中に来た人は横のボタンを押してください"という日本でも良く見る張り紙にも気付かず


「なんで開いてないんだ。。もう駄目だ。。」


とパニックになるおっちゃんw

本当にこの人は駄目な人だと思いながらインターフォンを鳴らし事情を話し、おっちゃんを連れて中に入りましたw


中では、プリズンブレイクの主人公のような坊主の格好良いオージーポリスがしっかりとした対応をしてくれて、パニックおっちゃんに優しく調書を取ってくれました。

僕は別の部屋でベテラン刑事のような人とマンツーマンで生まれて初めての英語での調書を取られ、プリズンブレイクとは大違いの対応の悪さにも耐え、待たされながら2時間ぐらいかけて何とか全ての話しを終え、無事にビデオのデータを警察のパソコンに移して終了しました。

するとプリズンブレイクが入ってきて

「外に君の友人が迎えに来ているよ!」というのでマジックミラー越しに覗くと

時間が長くなって心配した朝倉と朝間が、色んな人に場所を聞き歩いて駆けつけてくれていたのでした。

警察の人におっちゃんよりも数倍しっかりと「協力してくれてありがとう」と言われ、

帰りはまたおっちゃんのタクシーでホテルまで送ってもらいました。

パニくっていたおっちゃんもやっと正気を取り戻し、笑顔で今夜のことを振り返り上機嫌でした。

「グッドラック!」

とおっちゃんに告げ、深夜深くに別れました。

すこしだけ、500ドル貰っておけば良かったと後悔しながら眠りましたw



これが、本当にハプニングだった、「深夜の警察署へ強制連行事件」です。

いやぁ、これは大変だった。
本当におっちゃんは頼りなかったw

でも今じゃあ笑い話です。

何より怪我が無くて良かった。

今思い返せば、本当に金をせしめておけば良かったと思いますがw
おっちゃんがまた元気に仕事して、事件も無事に解決していることを祈るばかりです。


さて、色々なハプニングがありましたが、次回がブログとしては最後。

「ゴールドコースト VIVARTAライブ盛り上がりすぎて〇〇出動事件」について

書けたら書きますw

8.08.2012

オーストラリアツアー珍事件2

こんばんは。
さて、先日のブログの続きへといきましょう。

前回と同じく、7月に行なったオーストラリアツアー中に起こった様々なハプニングや面白い話を紹介していきます。

前回のブログの最後にも書きましたが、今回はシドニーでの、このツアー最初のライブで起こった
「怒涛のペローニ事件」です。

まず「ペローニ」って何?ってなっているとは思いますが、読み進めて頂ければ出てきますのでしばしお待ちを。

7月6日、このツアーで最初のライブがシドニーのThe Squareという場所でありました。
僕らは泊まっていたキングスクロスにあるホテルをチェックアウトし、 The Squareの近くの中華街でBUNTのギタリストりゅうさんと合流して晩御飯を食べました。

まだ夕方に近い時間で会場入りまで少し時間もあったので、BUNTのヴォーカルのジョンがオーナーとなって最近始めたBARを見に行こうという話しになりました。
このBARは"MOJO"というレコード屋の中にあるのですが(そもそも"MOJO"とは前回のツアーの際に僕らがインストアライブをさせて貰った、VIVARTAにとってとても思い出のあるレコードショップなのです)、最近その"MOJO"がさらに大きな場所に移転したのをきっかけにジョンがライブも出来て、オールドロックがヴィンテージのスピーカーから流れている中でお酒を飲むというような場所をシドニーの街中に作りたいとのことで出来た場所ということで、日本にいる時から話しは聞いていたので是非立ち寄りたかったのです。

"MOJO"につき、前回お世話になった皆に挨拶をして店の奥にあるBARスペースに入るとなんとも良い雰囲気。
少しみて帰るつもりでいたのですが、りゅうさんがビールを奢ってくれるというのでお言葉に甘えて4人で乾杯しました。

しかし、ここで既に一つ僕らにとっては普段とは違うことが起きました。
僕らのことを良くご存知の方は知っていると思いますが、僕らはライブの日には自分たちの出番が終わるまでアルコールを口にしないのです。別にバンドで決め事になっているわけではないのですが、アルコールを取ることで自分たちのテンションがライブや楽曲とは違う方向に盛り上がってテンションがおかしくなるのを防ぐために、誰から先にというわけでもなくずっとそうやってきているのです。
けど、ここは友人のジョンがオーナーを勤める思い出深い"MOJO"。
りゅうさんがせっかく奢ってくれるというのにそんな堅いことを口にするメンバーは一人もおらず、ライブまでまだ時間があるということもあって、りゅうさんとメンバー皆で楽しい時間を過ごしました。
外に出ると暗くなっていて、外の風が気持ちよく、酔いを冷ましながらThe Squareへと向かいました。

会場に着くと、BUNTのベーシストのチャールズと初めて会うとりあえずめちゃめちゃ陽気なデイビットというBUNTの友人が待っていました。
ドラムのリンドンが全部の機材を持ってきてくれる予定だったのですが案の定?来るはずの時間には来ておらずw 会場で1本目のライブということもあり、少し集中力を上げながら待っているとチャールズとデイビットが

「この上にBARがあるからそこで時間を潰そうぜ!」

と声をかけてきました。

僕らは一瞬考えました。

「さっきりゅうさんに奢って貰ったばかりでまだ少し酔っているのだが・・・」

それでもまぁ、せっかく誘ってくれているのに断るのもあれだし、ソフトドリンクでも頼めば良いかぁという気持ちで

「行こう♪」

と返事をして人がいっぱいの盛り上がっている金夜のBARへと向かったのでした。

そしてここからが事件の始まりなのですw

BARに入ると人ごみをかき分けすぐさまカウンターの前へ、チャールズとデイビットが財布を出して

 「どっちを呑む?」

と問答無用の2択w

そこには明らかにアルコールでドラゴンといういかにもイカツイ名前のお酒と「ペローニ」という可愛らしい名前のビールがありました。

僕らは顔を見合わせてお互いに

「どうするんだ?アルコールをこれ以上いくのか?」

と確認しながらも、奢ってくれるという久し振りに会う僕らへのチャールズの気持ちを断ることは出来ず、皆で

「ペローニ!」

と流されるままにアルコールを頂き皆で乾杯。

みるみる顔が赤くなってきている僕と普段お酒を飲まない朝間を心配する朝倉。

何をしゃべってるかりゅうさん以外バレない日本語で

「ちょっとやばいんちゃう?w ライブまでに冷めるかなぁ?」

と僕らの間ではそわそわモードw

もう一度いいますが、僕らはライブの日に自分たちの演奏が終わるまで、普段は一滴もお酒を飲みません。

そうこうしている間にチャールズがおかわりに席を立つ。

BUNTの中でもチャールズとジョンはライブ前でもある程度お酒を飲むのを知っている僕らは特に気にも留めません。

しかし!帰ってくるチャールズの異変に僕らはすぐに気付きました!!

彼の手にはさっきまで彼が呑んでいたギネスのおかわりと


ペローニが3本!!!


え?あれチャールズが全部飲むんだよね...?


そんなわけもなく僕らの前には新しい、なみなみと元気な、さぁ呑んでくれと言わんばかりのペローニが並べられました。。

普通は嬉しいことで感謝したいぐらいの心配り!

けど、僕らはライブ前は呑まないんです。。

「気にするな、せっかくの再開なんだから呑んでくれよ」

と言わんばかりの顔のチャールズw

京都での僕らのイベントの打ち上げには大人な女性と夜の木屋町に消えて出席してくれなかったチャールズ。

ありがとうw

勿論、断れずおかわりに突入!

もう本当に気持ち良くなってきて顔が真っ赤な僕を本気で心配する朝倉と朝間。

もう良くわからないが何とかこの場を楽しく、自制心を保ちながら乗り切ろうと3人の声かけも増えてきて

「本当に酔っ払わないようにだけはしよう!」「朝倉まだ余裕があるならこっそり俺の分も呑んでくれ!」

など、楽しく呑むという当たり前のことにめちゃめちゃ気をつかうVIVARTA.!

そうこうしている間にまたチャールズがおかわりに!

僕らは勇気を振り絞って

「僕らはあまり飲まないからもう十分だよ!おかわりはいいからね!」

と声をかけました。

チャールズも

「OK!」

と僕らの気持ちを汲んでくれたのか良い返事をして席を立ちました。

「これ以上は本当にやばいからなw」

と3人で話しをしているのも束の間。

チャールズの帰ってくるその手の中には。


「あれ?さっきもこの光景みたよね。」


ギネス&ペローニ!!!!! ×3


もう僕らは寛大すぎるチャールズに苦笑いを浮かべることしか出来ず、流れに流されるままライブまでの時間を楽しく過ごしたのでした。w




なんとかライブは出来たものの、僕らは日本人がもっとも苦手な英語

「NO THANK YOU!」

の重要性について考えさせられた日になったのでした。

これが、僕らがその日寝る前に「あのペローニは事件だった」

と振り返ったペローニ事件でした。


次回はメルボルン。

「深夜の警察署へ強制連行事件」

について、書けたら書きます。w

8.06.2012

オーストラリアツアー珍事件1

こんばんわ。
先日のブログでも書きましたが、7月に行なった僕らVIVARTA3度目となるオーストラリアツアー。
とても楽しく、沢山の方にお世話になって本当に良い思い出が沢山出来ました!

しかし!!

ツアーというものはハプニングがつきもの。
一筋縄にはいかせてくれないものです。
今回は2週間弱のツアーで起こった様々な珍事件を皆さんに報告していきたいと思います。

まず最初は

「関空出国出来ないかも事件」

はい、まだオーストラリアにも入ってないのにいきなり事件です。
それは関空に着いてから航空会社の窓口でチェックインを済ませようとしている時に起こりました。。
まず色々な要因が重なったのですが。
僕らは最初、京都駅にメンバー皆で集合してそこから高速バスで関空まで行こうという予定を立てていました。
しかし、ギリギリになって持っていかなくてはいけない物が一つ準備できていないことに気付き、メンバーと連絡を取り合い京都駅に集合できたのが当初の予定の1時間遅れ。
(けどまだ、この段階では余裕ではないにせよ、関空ですぐチェックインを済ませれば軽くご飯を食べる時間ぐらいはありました。)
なんとか関空に着き、この時点で出発時間の1時間半前ぐらい。
すぐチェックしてゆっくりしようとすぐさまカウンターへ向かいました。
そして、チケットとパスポートを見せ、荷物を預けている時にそれは起こりました!

カウンターのお姉さん「えーと、荷物の重量が30キロ以上オーバーしているので、合計で4万〇千円の超過料金を頂きます。」


え?そんなお金ないです。。


そうです、僕らは自分達の荷物が合計何キロなのか、全く考えずに機材を大量に持ってきてしまったのです。

確かに、例年よりは機材や物販の数が増えていたのでギリギリかなとは思っていたんですが。
30キロはビビりました。(そしてその値段も!)
正直、必要な物ばかりだったんですが、往復でその値段の倍、そしてオーストラリア国内でも3度同じ航空会社の飛行機を使う予定だったので、トータルすると20万円を超える。。

そんなお金ないです。。

というわけで、そこから荷物の選別が始まったのですw

まず真っ先に僕のシンバル一式を置いていこうということになり、10キロマイナスに成功。
そこから向こうで機材を運ぶ用だったガラガラや、ギター詰め替え用のソフトケース、着れる衣服をとりあえず全て着用(この辺から無理やり)。僕のスーツケースの中身を2人のスーツケースに無理やり詰め、スーツケースごと置いていく。。などかなり無理やりに努力して何とか重量を軽減。
最後はまだ恐らくオーバーしてたけど僕らの必死の努力に胸を打たれた?カウンターのお姉さんも苦笑いで「何とか。。大丈夫そうです。。」とこっそりOKを出してくれましたw

 とりあえずだいぶ時間を取ったので出国までギリギリになり、急いで置いていくことになった荷物を僕らの住所宛に送り返そう(着指定日を帰国の日に設定して)ということになり、そこから航空会社の人も一緒になってくれて関空内の運送屋さんへ。

そこで荷物を送る手続きをしていると(ここでも配送料が高かったけどしょうがない)

運送屋のお姉さん 「この丸い入れ物は楽器か何かじゃないの?」

僕「はい、シンバルなんで割れ物注意で送ってください」

お姉さん「すいませんけど楽器は送れないのでこれは無理ですー」

僕「え???」

お姉さん「いや、無理なんでー」

僕「え。。でも。。。」

お姉さん「無理です。」


そんなバカな。
普段、仕事場で毎日楽器を送ったり受け取ったりしているので、てっきり送れると思っていたのに。
航空会社の人も一緒になりなんとかならないか話し合ったんですが、結局無理。

違う運送屋さんもあったのですが、その場所からそこの窓口まではかなり遠く行って帰ってきたらかなりの時間がかかるとのこと。

挙句の果てには航空会社の人も「もしかしたらもう、、時間的に飛行機乗れないかも知れません。。」

と言い出す始末。

いや、乗れないはシャレになりません。。

もうその時で既に、飛行機内に搭乗が始まっていました。

どうしようか本当に焦っていると

航空会社のお姉さん「ちょっと料金が高いですけど関空に荷物預かり所があるのでそこに行ってみましょう」とのこと。

すぐさま走って僕らはそこに行き、シンバルを預けに行きました。

そこの受付のお姉さんが「1日〇〇円かかるのでお客様が帰って来る日まで預かると〇〇円はかかってしまいますが、、」

即答で「大丈夫です!」(正直高かったけど、出国出来ないよりはまし)

そうしてすぐさま荷物を預け、ダッシュで搭乗ゲートまで駆け抜ける航空会社のお姉さんの後姿を必死に追いかけ、色んな裏口を通らせて貰いながら何とか搭乗ゲートまで滑り込み、ギリギリで飛行機に乗れたのでした。

朝からほぼバタバタで関空で取るはずだった食事も取れず10時間のフライト。。


それでもただただ出国できて良かったと飛行機内で話し合ったのでした。

本間に、準備は念入りにしなあかん。

と勉強になった出来事でした。


次回はシドニーでの、このツアー最初のライブで起こった

「怒涛のペローニ事件」について書きます。

8.03.2012

BUNT来日!!SONIC GIRLS!! 2012 JAPAN TOUR!!



タイトルにあるように、今年も僕らVIVARTAの盟友であるシドニーのガレージパンクバンド
「BUNT」が日本ツアーで来日します!
僕らは大阪、神戸、京都とサポートとして3日間、一緒にツアーをして周ることになりました!

日程はこちら!

9月28日(金) 大阪 地下一階
9月29日(土) 神戸 Helluva Lounge
9月30日(日) 京都 Monthday

28日の大阪編は前VIVARTAベーシストの健太郎がライブハウス 地下一階 にてイベントを企画してくれました。
29日は昨年のBUNT来日時に京都UrBANGUILDにて僕らの企画CULTUREでBUNTと共演してくれた She Border Picture の紹介で、彼等のホームであるHelluva Loungeにて再度共演が実現します。
そして30日はここ京都で、僕らの企画「outside my door #3」にBUNTを招いて、麩屋町六角に出来た新しいイベントスペースMonthdayに場所を移し、関西圏でのツアーの最後を賑やかに締めくくりたいと思います。

BUNTはシドニーを拠点として活動する極上のガレージパンクを聴かせてくれる4人組。
彼等は本当にピュアな衝動と日本では観ることが少ない本物のノリを持っていて、とても渋く、そしてめちゃくちゃ格好良いバンドです!
今まで2度来日をしていて、そのライブパフォーマンスを直に目撃した人も多いのではないかと思います。

彼等とVIVARTAは、もう長い付き合いで。
2009年、初めてオーストラリアツアーをVIVARTAで行なった際に、 まだやり方を何も知らない僕らにライブ場所をブッキングしてくれて、メルボルンで同じ宿に泊まり、そして共演者としてライブサポートをしてくれました。
それ以来、BUNTが日本に来る際は僕らがサポートをする、オーストラリアのツアーの際は彼等がサポートしてくれるというとても良い関係です。
先日のオーストラリアツアーの際も、シドニーとその周辺の都市カトゥーンバとニュータウンの3本のライブを共に過ごし、ツアーの合間はBUNTのギタリストの リュウさん の家に泊めて貰いました。

こんな物凄い断崖の風景の写真や


こんな和んだ写真は、



りゅうさんの自宅やその近所で撮った写真です!
(今考えると日本じゃ考えられないような環境に住んでる。りゅうさんの家の近所に近づくと通行人よりカンガルーの方が多くすれ違います。そしてそれにはしゃぐ僕らとそれを日常の風景として完全スルーのりゅうさんのギャップが今年もありました。w オーストラリアツアーの際の面白いエピソードやハプニングもいっぱいあったので、またブログに書きますね。)

そんな訳で、今回のツアーに来てくれた皆さんはもれなくそんな最高なBUNTの皆に会えるわけです。
もう来るしかないですね。

ということで、僕らのOLD FRIENDSの BUNT のジャパンツアー
是非楽しみにしていて下さい!
僕らも本間に楽しみです。
各ライブの詳細は、追ってブログでも紹介しますし、VIVARTAのホームページでもチェックできます。
よろしく!

http://vivarta.web.fc2.com/

0.5EPのレコード店での取り扱いが開始しました!

先日リリースした僕らの新譜、0.5EPがレコードショップに並びます!

まずは、地元京都で良質なレコードを取り扱っていて、僕らも好きなレコードが目白押しの京都のセレクト&ユーズド/レコード&CDショップ「ART ROCK NO.1」にて取り扱っていただけることになりました。

音源を聴いて即答でOKを下さった村松さん、本当にありがとうございます。

ネットでもこちらのURLでアピール、販売して頂いてます!
http://www.ikoioto.com/?pid=46801842


この0.5EPは、まだ僕らのことを知らない皆さんに、僕らの音が少しずつでも広がっていってほしいという気持ちを込めています。
なのでこうして、僕ら以外の方の力を借りて、VIVARTAの音が広がっていってくれることを素直に嬉しく思います。
書いて頂いたレビューを読んで、僕らはこうして受け止められているのだなと気付かされることも多く、単純に良く書いてもらえて良かった。と少し安心したりもしています。w

是非、手にとって見てください!

また、現時点でも「ART ROCK NO.1」さん以外のショップさんにもとても良いお返事を貰っています。
販売の状況が整い次第、随時報告していきますのでチェックしてくれると嬉しいです。

色んな人が聴いてくれて、VIVARTA良いねと言ってくれたら嬉しいな。
よろしくお願いします。